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一般的に「フェイスリフト」と呼ばれる方法です。ミニフェイスリフトの場合の切開ラインを耳後部まで延長してスマスに連続する広頚筋という首の筋肉も剥離します。

ミニフェイスリフトのようにスマスや頬骨近傍の靭帯を引き上げるだけでなく、広頚筋を耳後部方向に引き上げるので、フェイスラインのたるみと首のたるみを同時に改善することができます。

当院のロアーフェイスリフトの特徴

一般的なスマスリフトではなく、スマスの剥離を延長したExtended Smastectomy (エクステンディッドスマステクトミー)を行っています。これにより鼻唇溝下部の改善も期待できます。また、必要に応じて頬や顎の脂肪吸引を併用したり、顎のプロテーゼ挿入を併用したりすると、より効果を実感できます。

ここで知っておいてもらいたいことは、ロアーフェイスリフトは、顔面下部の若返りであることです。したがって、年齢的には40代半ば以降で、フェイスラインがいわゆるブルドッグ状に垂れ下がっているような場合にもっとも有効です。30代では顔面下部ではなく顔面中部のたるみの方が主であるため、いくらロアーフェイスリフトをしても思ったほど若返り効果はでません。また、当院の手術方法は、スマスの剥離を延長したエクステンディッドスマステクトミーなので、皮膚切除しか行わない方法と比較した場合はもちろん、スマスのplication(縫縮)しか行わない方法と比較しても、その効果ははるかに強く、また長期間持続します。

日本では、若返り手術の代名詞と言われているくらいロアーフェイスリフトは一般的ですが、たるみの程度・位置・年齢によっては馴染まない場合もあります。ロアーフェイスリフトが効果的でない場合には、医師としてはブローフェイスリフトやミッドフェイスリフトの選択を検討しなければなりません。そうした技術がないからといって一律にロアーフェイスリフトだけに頼ったり、スレッドリフト(アプトスリフト・ケーブルリフト)など手術に代わる処置ばかり推奨するのは誤っています。 顔面上部(前額部・上まぶた・目尻など)の若返りにはブローフェイスリフト、顔面中部(頬骨部・鼻唇溝部・口角部など)の若返りにはミッドフェイスリフ ト、顔面下部(フェイスライン・鼻唇溝下部・頚部など)の若返りにはロアーフェイスリフト、というように区別して覚えてるようにして下さい。

common1 end
  • 顔のたるみ
  • しわ
  • 10年
  • 1回
ロアーフェイスリフト ¥500,000
  • 150分 局所麻酔+笑気麻酔

ブローフェイスリフトは、額のしわ、眉毛の下垂、目尻のタルミを改善する手術です。
頭部の髪の毛の中を3~5箇所、それぞれ1センチの切開から内視鏡的に骨膜下および側頭筋膜下を 剥離し前額部・側頭部を引き上げます。

引き上げには、2~3ミリのチタンスクリューを2~3箇所頭骨に固定して骨膜・ガレアを引き上げます。

ブローフェイスリフトの特徴

冠状切開法のように皮膚切除を行わないで顔面上部をリフトすることです。また、眉間・鼻根の筋肉は眉毛を下げる役割があるので、これらの筋肉を内視鏡的に切離したり除去したりします。

この手術で最も重要なこと

  1. 確実に骨膜を切離していること
  2. 眼窩上神経・滑車上神経を損傷しないこと

現在使用している内視鏡は、肉眼より拡大して観察できまた、解像度も非常にすぐれています。したがって、安全に短時間で手術できます。

この手術は、二重の幅を広げたり、腫れぼったいまぶたを改善したりする目的でも行います。特に、元々額が狭い人は、眼瞼挙筋の働きだけでは十分開眼できないため、額の筋肉(前頭筋)を使って目を開けています。そのため非常に目が疲れやすい場合があります。こういうタイプに挙筋短縮を行うと確かに開眼しやすくなりますが、非常に腫れぼったい不自然な二重になります。したがって、ブローリフトは、目の周囲を引き上げることで二重の幅・形を変えるという意味で二重の手術のひとつとも言えます。

common1 end
  • 額のたるみ
  • 額のしわ
  • 上まぶたのたるみ
  • 目尻のたるみ
  • 眉毛の下垂
  • 10年
  • 1回
ブローフェイスリフト ¥500,000
  • 150分 局所麻酔+静脈麻酔

ミッドフェイスリフトは、顔面中部のたるみを改善するために頬骨骨膜を剥離し、顔面中部の筋肉、メーラーファット、皮下組織及び皮膚をまとめて引き上げるものです。側頭部の切開と口腔内の切開から頬骨・上顎骨骨膜を剥離します。

ミッドフェイスリフトの特徴

頬上部の脂肪組織(SOOF)と頬下部の脂肪組織(IOOF)を骨膜および頬骨筋とともにまとめて引き上げることです。また、バッカルファット(Baccul Fat)も引き上げます。骨膜下の剥離は出血が少なく、また、顔面神経を損傷する危険もないため、最も安全で効果が強い手術方法です。当院の院長は、早くからこの手技を習得し、1994年以降、現在までの間に手掛けた症例数は数百例に及びます。また、当院の院長は、この手技を紹介するため、各種学会において講演を行ったり、医師向けの公開ライブ手術を行ったりしてきました。

common1 end
  • 顔面中部のたるみ
  • 口角吊り上げ
  • 10年
  • 1回
ミッドフェイスリフト ¥800,000
  • 150分 全身麻酔


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